大学概要【2025年度実施分】「産官学」連携による地域活性化事業の企画?実装を通じたアントレプレナーシップの醸成

学部?部署共同

【経営学部?経済学部?社会連携センター】「産官学」連携による地域活性化事業の企画?実装を通じたアントレプレナーシップの醸成
実施責任者:田中 武憲

新型コロナのパンデミックを契機としてDX?GXが世界的に進む中,大学教育においても所属学部?学科における専門知識の修得に留まらず,幅広い価値観を持った人々と協働し,失敗を恐れず,新たな事業やサービスの創出を通じて社会課題を解決するアントレプレナーシップ教育が求められています。本事業では,名城大学のさまざまなパートナーとの「産官学」連携の取組を通じて,地域活性化にかかる事業やイベントの企画?実装を通じて地域貢献?社会課題の解決を目指すとともに,学生にアントレプレナーシップ教育の機会を広く提供します。

ACTIVITY

ジオラマ製作中の「小本川流木捕捉施設」の視察を行いました

2025/10/16

 近年,ダムや橋梁?港湾などの巨大なインフラ設備や歴史的な施設などを新たな観光資源として地域活性化に活用する,「インフラツーリズム」が全国的に高い注目を集めています。
 昨年,同事業に基づいて学生が岩手県宮古市に建設中の国内最大級の津波対策水門「閉伊川水門」と,岩泉町に建設された「流木捕捉施設」をそれぞれ視察,インフラツーリズムや教育学習での活用を目指して,学生が天白キャンパス?タワー75?五階の起業活動拠点ものづくりスペース「M-STUDIO」の3DプリンターやアクリルカッターなどのFab機器を活用して,それぞれのジオラマを製作してきました。
 今回,それぞれのジオラマが完成に近づいたため,さらなる完成度を目指して改めて岩泉町の「流木捕捉施設」の現地視察を行いました。10月10日に行った視察では,施設を管轄する岩手県岩泉土木センターの職員から施設の概要の説明を受けるとともに,実際に「補足池」に入って巨大な堤や捕捉施設を間近で観測しました。
 今回の視察を受けてジオラマを年内に完成させ,年明けに現地に寄贈する予定です。

岩手県岩泉土木センター担当者から流木補足施設の説明を受ける学生

流木捕捉施設前での記念撮影

製作中のジオラマ①(平常時)

製作中のジオラマ②(増水時)

岩手県宮古市で開催された「三陸鉄道宮古車両基地まつり」に参加しました

2025/10/16

 2024年に開業40周年を迎えた三陸鉄道は,岩手沿岸の南北163kmを結ぶ日本最長の第三セクター鉄道であり,沿線の住民や学生の日常の足として,また,NHK「朝ドラ」のモデルでもあり,地域を訪れる多くの観光客の貴重な移動手段として大きな役割を担っています。
 一方,2011年3月の東日本大震災や2024年8月の台風5号など,三陸鉄道はこれまで何度も自然災害により被災,その度に復旧?復興を果たしてきました。
 名城大学は2024年に初めて同社が開催する企業祭に参加し,今年も10月11日に開催された「三陸鉄道宮古車両基地まつり」に,経営学部1~3年生あわせて11名が参加しました。
 参加した学生は各出展ブースと並んで愛知県の特産品のチャリティー販売を行うとともに,「お菓子まき」やピットウォーク,運転士体験コーナーなど,各種イベントの運営にも協力しました。
 現在,学生はタワー75?五階の起業活動拠点ものづくりスペース「M-STUDIO」のFab機器を活用して,自ら考えた三陸鉄道のオリジナルグッズを試作しており,年明けに本年度の寄付金の贈呈と合わせて披露する計画です。

「三陸鉄道車両基地まつり」の開会に先駆けて挨拶する学生

来場者に愛知の特産品の紹介をする学生

学生が制作中のオリジナルグッズ

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